●コンドーム
薄いゴムを男性のペニスにかぶせます。
それによって、精子が膣内に出るのを防ぐ方法です。
妊娠の他に、性感染症の予防などにも役立ちます。
特に日本の製品は「薄さ」で有名です。「薄い」コンドームは高い技術がなければつくれません。
日本で生産されているコンドームの実に40パーセントが輸出用だといわれています。
それほど日本のコンドームは人気があるのです。
ちなみに、外国のコンドームと日本のコンドームとではどれぐらい大きさが違うかご存知ですか?
欧米用と日本人用の差は「3センチ」。
この違いがペニスの長さの違いなのです(笑)。
|
 |
●ペッサリー
お椀のような形をしたゴムです。
これを膣の中にいれ、子宮の入口にフタをしてしまうのです。
そうすると、男性が膣内に射精しても、精子が子宮内に侵入できないのです。
もちろん、子宮に入れなかった精子は時間の経過とともに受精能力を失って死んでしまいます。
ただ、ペッサリ-は5〜9センチぐらいと意外に大きく、また出産経験者向けの避妊具であるために、日本ではなかなか浸透していません。
もし利用したい場合は、婦人科でご相談ください。人によって大きさなど様々ですので。
|
 |
●基礎体温
女性の生理周期を計る避妊方法です。
女性の体温は低温期と高温期が周期的に繰り返されています。
低温期の最終日から排卵が始まりますから、そこから高温期に入る約8日間セックスを控えることで受精を避けます。
一言でいってしまえば、女性の受精可能な期間を科学的に確かめて、その間はセックスをしない(他の避妊をする)ということで受精を避けると言うことです。
規則正しい生活をしなければ正確に数値がでないというのが少々難点です。
|
●オギノ式
日本の荻野博士の避妊理論です。
予定月経日から逆算して、12〜16日の予想排卵日5日間に、精子が生きているであろう3日間と卵子が生きている1日をプラス、合計9日間は受胎しやすい期間という理論です。
つまり、予定月経日前の11日〜19日の間(9日間)が妊娠しやすいわけですから、この間だけ禁欲すれば避妊が出来るという避妊法です。
薬や器具が不要であるぶん「お金」の問題のない避妊方法ですが、理論だけで避妊をすることは現実的には難しく、あまり活用されていません。
|
●ピル
日一回一粒、定時に正しく服用することで97%以上避妊できる優れた避妊薬です。
ピルの原理は女性の妊娠メカニズムを巧みに利用しています。
女性は妊娠すると、その時点から排卵停止命令がだされ、排卵しなくなります。
ピルという薬は、女性に疑似妊娠状態をつくりあげることで、排卵停止命令をださせ、それによって女性が妊娠可能な状態にならないようにコントロールするものです。
今は、婦人科で処方してもらえます。
副作用があるものもありますし、ホルモンをコントロールする薬でもありますので、「非合法な薬」には絶対に手をそめず、ちゃんと婦人科で処方してもらうようにしてください。
また、「緊急避妊法」というのもあります。
ピルの一種であるホルモン剤であり、通常のピルの8倍もの分量のある薬です。
レイプされてしまった、危険日なのにコンドームが破れてしまった。そんな時に服用する薬です。
性行為後72時間以内に一回、そして再度12時間後に二度目の服用をします。正しく服用すれば避妊成功率は90%以上ともいわれていますが、嘔吐・頭痛・不正出血といった副作用もあるので、この方法に依存するのは好ましくありません。どうしても、という時だけ利用するようにしましょう。
※ピルは体のホルモンバランスを崩す薬です。
ネットの「通販」などでは絶対に購入しないように!
かならず病院で処方してもらってください。
|
 |
●パイプカット(男性)
睾丸(キンタマ)からペニスに至るところに、精管という精子の通り道があります。
その管を結わえてから切ってしまいます。それによって、精子が外にでないようにするのです。
手術時間は病院によって異なります。15分〜45分ぐらいで終わる簡単な手術です(入院不要)。
性交時の快感が損なわれたり、外見が著しく変わったりすることはありません。
値段は、20万〜30万程度。
性交は、約10日間は禁止といわれることがほとんどです。ただ、一度パイプカットをしてしまうと、再生するのが難しいというのが現状です。
よく考えた上で行いましょう。
手術が成功した場合の避妊率は100%。
|
●卵管結紮、切除手術(女性)
産後数日以内に、下腹部を2センチほど切除します。
その後、卵管(卵子の通り道)を糸でしばってしまいます。これによって卵子が通らなくなり、妊娠の心配がなくなります。
パイプカットと同じく、一度手術をしてしまいますと再生は困難になります。成功して再び妊娠が可能になる場合もありますが、成功率は低いといえます。
お産時に行うので、特別な入院費用当はかかりません。
手術費用は2万円〜10万円ぐらいが相場になります。
手術が成功した場合の避妊率は100%。
|
●避妊リング
子宮内に、器具をいれます。
大きさは種類によって異なりますが、主要なものは2、3センチです。
これにより、受精しても、卵子の着床を子宮の粘膜で防ぐことができます。
つまり、受精しても妊娠しないという仕組みなのです。
現在よくつかわれているものは、銅付加IUD(T字型のもので避妊率は高い)です。
ただ、人によっては銅が体質的に合わないという方もいますので、そうした場合は別の種類のものをつかうことになります。
基本的には、一度つければ2年〜5年の有効期間があります。
ただ、子宮に異物をいれるものなので、人によっては炎症を起こして不妊症になったり、腹痛に悩まされたり、月経異常になったりすることもあります。
装着は医師に行ってもらいます。また、定期健診も必要になります。
装着のための費用は、2.5万〜5万円程度が相場です。
避妊成功率は95%以上。
|
 |
●殺精子剤
精子を殺してしまう薬です。いくつか種類があります。
主な者は、3つ。フィルムかゼリーか錠剤のいずれかです。
フィルムの場合は、ペニス挿入の5〜10分前に使用します。
入れ物からフィルムをとりだし、三つ折ぐらいにします。その後、人差し指か中指をつかって膣の奥まで挿入します。
しばらくすると、膣内でフィルムが溶解し、液体が流れてきます。女性は液体が膣外にでないような姿勢をとり、その上で性交をすすめることになります。
注意点としては、液体が流れ出る為に、騎上位などの姿勢がとれないということ。また、フィルム挿入からペニス挿入まで時間的な間隔があることです。
ゼリー状のものは、チューブにはいっています。
ペニス挿入時の5分前に膣内にチューブをいれ、中身をすべてだしきります。
フィルム同様、姿勢に気をつけなければ膣から液体が流れ出てしまいます。
ペニス挿入から40分前後が有効時間なので、その間に射精してもらうことになります。
錠剤も同じように、膣の中に挿入します。
錠剤によって解けやすい解けにくいというものがあるので気をつけましょう。
基本的には、いずれも効果は1時間弱と考えてください。
行為前にいれて30分程度で性交を済ませるという方法もありますが、クンニをするとかなり苦いという欠点と、姿勢によっては流れ出てしまうという欠点があります。
薬局で売っているものは1000円以下のものがほとんどです。
避妊成功率は使用方法によって異なります。
厳密な使用方法であれば90%以上の成功率です。
ただ、液体をこぼしてしまったりするとかなり成功率は下がります。
|